まずは、生理の働きを知ろう!

女性特有の生理とは、赤ちゃんを授かるために絶対に必要な体の仕組みで、妊娠に関係する様々な器官が協力し合って起こります。この生理という一連の働きによって、卵子を元気に育てたり、受精したときに赤ちゃんのベットとなる子宮内膜の準備をします。
そのため、生理不順を放置すると、卵子や子宮内膜などの子宮内部の環境に悪影響がでるので不妊原因にもなります。また、生理不順を長く放置すると、子宮が小さくなるなど、妊娠に適さない状態を招くことがあります。
生理周期と、生理不順について
生理の周期については、28日周期で生理が起こるのが一般的です。ただ、生理の周期にも個人差があるので、多少前後するのも当然です。それを考えても、だいたい26日~30日前後の生理周期が順調と言えます。
この生理の周期日数が、平均的な日数と離れているのが生理不順です。このような生理不順については、下記のようなケースがあります。
● 頻発月経による生理不順
生理周期が24日以内と、早くに起こってしまう状態です。また、月に複数回の生理が起こることがあります。
● 稀発月経による生理不順
生理周期が39日以上と遅かったり、生理が年に数回の場合もあります。この状態が続くと無月経となり不妊に繋がる可能性があるので、早めに婦人科を受診しましょう。
生理不順を改善して、妊娠しよう!
● 冷えや血行不良に注意を!
寒くなって体の体温が下がると、真っ先に影響を受けるのが血管です。体が冷えると体温を逃がさないように、血管を縮小させて保温します。そうすると、当然ながら血行が悪くなるため、生理不順に繋がる可能性もでてきます。
● 食生活の乱れに注意を!
生理周期を正常に保つには、ホルモンバランスが重要です。そのため、ダイエットや偏食で食生活が乱れると、気づかないうちに栄養バランスまで悪化します。そうすると、ホルモンバランスの乱れによる生理不順に繋がります。
● 不規則な生活や睡眠不足は、大敵です!
乱れた生活習慣は、生理にとって大敵です。とくに、睡眠不足は生理不順だけでなく、美容の大敵にもなります。また、このような不規則な生活は、生殖機能と関係の深い自律神経のバランスまで崩すので注意が必要です。